身に覚えのない請求書が届いたらどうしたらいいですか?
最近、身に覚えのない架空の有料コンテンツの利用料・情報料などを請求する文書が、電子メールで送られてくるケースが増えています。
これは全く根拠のない請求を無差別かつ大量におこなっている詐欺の可能性がありますのでご注意ください。この種の請求に関しては、慌てずに対処をしましょう。
[詐欺メールの例]
当社はインターネット・コンテンツ事業者様から、利用料金等の徴収委託を受けている者です。
当社が債権譲受した貴殿の債務について、何度か連絡させていただきましたが、いまだ入金確認ができておりません。当社顧問弁護士とも協議の結果、次のとおり最終和解案を決定いたしましたので、再度通知いたします。
入金期限 | ○○月○○日 午後2時 | 振り込み先 | ○○銀行 ○○支店 普通口座 1234567 | 入金額 | ¥50,000 |
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入金が確認できなかった場合、調査員が自宅・勤務先を調査し、回収専門員が自宅、勤務先へ直接、回収にうかがうこととなります。メールアドレス相違、郵便事故、その他いかなる事由が原因であっても、それは当社に起因するものではなく、お客様、または他社が原因となるものです。
したがいまして、本件に関してお問い合わせをいただきましても、当社では一切お答えできません。
解決したいとお考えなら、至急入金をお願いします。
今回入金いただけなかった場合、断固たる処置をとりますので、宜しくお願いいたします。
株式会社○○興業 債権回収責任者 ○○○○
身に覚えのない内容であれば、料金を支払う義務はありません。無視しましょう。
- 安易に支払ってしまうと、次々と同様の請求がくる可能性があります。
業者に対して抗議や反論の電話してはいけません。
電話番号が相手に知らせてしまうことになり、次は電話で請求してくることも考えられます。
また、電話番号から住所等の個人情報まで知られてしまいます。
第三者機関に相談しましょう
- 脅迫的な取り立てを受けた場合やトラブルになりそうな場合は、すぐに警察に相談しましょう。
次のような特徴がみられる場合は、偽の請求である可能性が高いです。請求に心当たりがある場合でも、このような特徴がある場合は、安易に振込みはしないようにしましょう。
- 宛名に個人名が書かれていない
- 問い合わせ先が書かれていない
- 問い合わせすること自体を受け入れない記述がある