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ウイルスによる感染やスパイウェアの侵入を防ぐための対策の一つとして、ブラウザのセキュリティ設定を変更すると効果がある場合があります。 ホームページを閲覧しているときに、怪しいプログラムのダウンロードやパソコン上での実行を禁止することによって、ウイルスやスパイウェアによる被害を少しでも食い止めます。
しかし、セキュリティを厳しくすると、ホームページが正しく表示されなくなる、ホームページ上に組み込まれている機能が使用できなくなる、といったことも起こります。
インターネット上には、さまざまな目的と機能を持ったサイトが数多くあります。サイトの目的にあわせて、ブラウザのセキュリティを正しく設定し、楽しく安全にインターネットを利用しましょう。
ゾーンとは、インターネット上の各サイトをグループ分けして、管理しやすくするための機能です。 あらかじめ定義されている各ゾーンに、インターネット上のサイトを登録していきます。
定義されているゾーンは、以下の4つです。
インターネット
他のゾーンに設定されていないサイトを定義するものです。
初期値では、インターネット上のすべてのサイトが含まれます。
イントラネット
企業内のネットワークに存在するサイトを定義するものです。
信頼済みサイト
取引のある特定の企業など、安全と考えられるサイトを定義するものです。
制限付きサイト
安全ではないと考えられるサイトを定義します。
各ゾーンに対して、セキュリティのレベルを設定する機能です。レベルが高ければ安全なブラウザ環境となりますが、実行できる機能が強く制限されます。
以下の5つのレベルから、ゾーンに割り当てるセキュリティのレベルを選択します。
高
最も安全なレベルですが、最小限の機能しか利用できません。安全でないと考えられるサイトに対しては、適切なレベルです。
中高
安全な参照ができるレベルです。安全でない可能性があるファイルやプログラムをダウンロードするときに警告メッセージが表示されます。
多くのサイトを利用するときの適切なレベルです。
中
安全でない可能性があるファイルやプログラムをダウンロードするときに警告メッセージが表示されます。
中低
ファイルやプログラムをダウンロードするときの警告メッセージは 、ほとんどの場合で表示されません。
企業ネットワーク内のサイトに対して、適切なレベルです。
低
最も低いレベルでのセキュリティ多くの機能が利用できますが、警告メッセージもほとんど表示されません。
アクセスするサイトが信頼できる場合に使用するレベルです。
上記の各レベルでは、ブラウザに登録されている各機能の設定値が、あらかじめ決められています。 レベルのカスタマイズ機能を利用すると、各機能の設定値を細かく変更できるため、より快適で安全なブラウザ環境にすることができます。
カスタマイズできる各機能は、高度な内容が多数含まれています。
設定内容を変更する場合は、各機能の内容を十分理解したうえでおこなってください。